劇団四季ミュージカル ロボット・イン・ザ・ガーデンの宣伝
実はミュージカル好きなんです
実は去年の暮れに劇団四季のキャッツを見まして、新たに好きの中にミュージカルが入りました。正直、ライブよりも好きかもしれない。なのに……コロナ……どうして……といった感じです。
そんな昨今のコロナ禍で劇場・映画館といったコンテンツが苦境に追い込まれていく中、日本の商業演劇を代表する劇団(wikipedia情報:要出典)である劇団四季が、ライブ配信に乗り出したことは、劇場型ミュージカルというコンテンツの1つ大きな転換点なのではないかなと思っています。
なんて偉そうな事書いてますが、クラウドファンディングしないと行けないくらい劇団四季でさえ疲弊しています。電子チケット買ってミュージカル見てください。見て。見ろ。今回はそのライブ配信の演目となった「ミュージカル ロボット・イン・ザ・ガーデン」の宣伝です。
あらすじ
アンドロイドが人間に代わって家事や仕事を行う、今からそう遠くない未来。
イギリスの田舎町に住むベンは両親を事故で失って以来、無気力な日々を過ごしていた。
妻・エイミーとの夫婦仲もうまくいかない。
そんなある日、庭に壊れかけのロボットが現れる。
「きみの名前は？」「…タング」
ロボットに不思議な魅力を感じ、ベンはあれこれと世話を焼く。
そんなベンに愛想を尽かし、ついに家を出て行くエイミー。
ショックを受けるベンだが、タングを修理するため旅に出ることを決意する。
アメリカ、そして日本へ。やがて、ある事実が明らかになる……。
感想
plos
- 電子チケット料金「 3,800円（税込）」って気でも狂ったのか…
劇団四季のチケットといえば、S1席は会員でも9,900円、A席でも8,800円の、まあ劇場上演なら普通と思うような価格だ。
いや、3,800円って。半額以下なんですが。確かに劇団四季は自社の劇場で上演する関係上、いわゆるショバ代は掛からない。それでも安すぎるが。
ついでに言うとTBS赤坂シアターで上演する「ミュージカル NINE」も電子チケット料金4,000円である。大丈夫か演劇業界。オタク達ならもっと払うぞ。
- 「人との繋がり」
気持ちを持ったロボットといえば、小説で言えば「電気羊はアンドロイドの夢を見るか」だったり、映画で言えば「A.I.」だったり、最近(?)で言えばゲームの「Detroit: Become Human」だったり、色々な作品があるが、それはロボット・AIに視点を当てた作品である。ネタバレかもしれないが、本作品はロボットは舞台装置であり、主人公は大人の人間だ。
人はどこかに弱さを持っているし、後悔や辛さを抱えながら生きている。その弱さを機械は救ってはくれない。支え、助けることができるのは人間だけなのだ。昨今の時流に合わせて上演した訳ではもちろん無いと思うが、「分断」「隔絶」を抱えたこの世で、この作品を上演する意味よ。
- 劇団四季の新しい挑戦
もちろんライブ配信というコンテンツ自体が劇団四季の新しい挑戦と言える。しかも、劇団四季は現在「コーラスライン」「ライオン・キング」「CATS」と4ライン展開を行っており、安定感から言えば「ライオン・キング」を選択するのが安牌ではなかろうか。しかし、甘えない。妥協しない。16年ぶりの最新オリジナルミュージカルをライブ配信に踏み切る劇団四季の判断を、新しい挑戦と言わずしてなんと言おうか。
また作品も
- 劇団四季他作品のパロディ(自分は1つしか気付けませんでしたが……幕間の話を聞くにまだまだありそう)
- これまでの概念を壊すような音楽(さすが16年ぶりですね エレクトロポップとか結構衝撃でした)
と、これまでにない作品に仕上がっている。
cons
- カメラ・音響関係
恐らく2F位置のカメラが、光量が入りすぎており白飛びしている。演者の顔どころか服もよく見えない。
とはいえ、第1幕で把握したのか、第2幕からは同位置のカメラは使用されなくなった。23日の公演では位置・絞り調整で更に良い上映が楽しめるだろう。
また音響もライン取りではなく、公演を直撮りしているため休憩時や静音時のノイズが激しい。
結局のところ
今日の13時までに絶対書こうと思ったので、内容が薄っぺらい(作成時間1h)ですが、Blog出さなきゃと思ったくらい心を動かされました。
もっと買ってほしい。劇団四季の挑戦がもっと広まって欲しい。こんな場末のBlogでも、人は繋がれる。いつでも変われるのだから。
宣伝
今日(11/23)は13時からライブ上演2日目です。チケットは翌日21時まで買えますし、見逃し配信も翌日24時まで視聴可能です。
今日の上映は前日のconsの部分も改善してより良いライブになっていると思うので、今すぐアクセスナウ！バイ！
shiki.stores.play.jp
